フリーランスのコンサルタントとして独立すると、月単価はいくらになるのか。
結論から言うと、大手ファームのマネージャー以上であれば月150〜250万円の案件が現実的な範囲です。月250~300万円という案件も稀にありますが、滅多にないです。
私自身は最低180万円を基準に案件を選んでいます。
この記事では、フリーランスコンサルの案件構造・単価の実態・エージェントの使い方を書きます。
フリーランスコンサルの案件はどこから来るか
フリーランスコンサルが案件を獲得するルートは、ほぼエージェント経由です。
構造はこうなっています。
エンドクライアント(大手企業)
↓
コンサルティングファーム(プライム)
↓
エージェント
↓
フリーランスコンサル
大手企業は直接フリーランスと契約することがほとんどありません。まずコンサルティングファームと契約し、そのファームが人手不足の場合にエージェントを通じてフリーランスを募集します。
私たちはそのエージェントに登録しておき、条件に合う案件に応募・面接・参画という流れで仕事を取ります。
エージェントが二重に挟まることもあります。プライムのコンサルファームとエージェントの間にさらに別のエージェントが入るケースです。この場合、中間マージンが増えるため手元に入る単価が下がります。契約前に確認しておくべき点の一つです。
月単価の相場|ポジションと経験で変わる
月単価はポジションと経験によって大きく変わります。私の感覚値はこうです。
シニアマネージャー以上:200〜300万円
マネージャー:150〜200万円
シニアコンサルタント:120〜150万円
コンサルタント:80〜120万円
ボリュームゾーンは150〜200万円前後です。250万円を超える案件もありますが、数は少ないです。
私自身は最低180万円を基準にしています。それ以下の案件は基本的に受けません。
エージェントのマージンはどのくらいか
エージェントを経由する場合、プライムのコンサルファームが設定した単価からエージェントのマージンが引かれた金額が手元に入ります。
実例を出すと、プライムが230万円で募集していた案件に対して、エージェントのマージンが約40万円引かれ、私の手元には190万円が入るという案件に参画したことがあります。
マージン率はエージェントによって異なりますが、おおよそ15〜20%程度が相場です。
コンサルファームに在籍していた時との比較
コンサルティングファームに在籍していた時、エンドクライアントに請求していた月単価はこうでした。
シニアマネージャー:約550万円
マネージャー:約450〜500万円
スタッフ:約350〜400万円
フリーランスとして受け取る190〜250万円と比べると、ファームに在籍していた時の請求単価の方がはるかに高いです。
ただし、この単価の多くはUS本国への上納金、パートナー(コンサルファームの役員)への多額の報酬、バックオフィスのコストで消えています。個人に帰属する価値という観点では、フリーランスとして受け取る190〜250万円の方が実態に近い数字かもしれません。
フリーランスになると請求単価は下がりますが、法人化・節税設計を組み合わせることで手元に残るお金は増えます。この話は別記事で詳しく書いています。
👉 独立して手取り+820万円|外資系コンサルが法人化で変えた税の構造
仕事の質と働き方の実態
フリーランスコンサルとして参画するプロジェクトは、正直なところ難易度が高くないケースが多いです。
大手ファームで10年近く働いてきた経験からすると、求められるレベルはそれより低いことがほとんどです。基本的に9時~5時で終わります。これまでの倍以上働いていたことを考えると、体感的にはかなり楽です。
仕事の面白さという点では物足りなさを感じることもありますが、時間と手取りのトレードオフとして割り切っています。
複数のエージェントに登録するのがおすすめ
案件の数と質を確保するために、複数のエージェントに登録しておくことをおすすめします。
私が登録しているのはアクシスコンサルティング・レバテック・INTLOOPなどです。エージェントによって保有している案件が異なるため、複数に登録して比較した上で選ぶのが現実的です。
一つのエージェントに絞ると選択肢が狭くなります。
登録自体は無料なので、まず複数に登録して案件の流量と質を確認するところから始めるのがいいと思います。
まとめ
フリーランスコンサルの月単価と案件構造をまとめます。
・案件はエージェント経由がほとんど
・大手ファームのマネージャー以上であれば月150〜250万円が現実的
・エージェントのマージンは15〜20%程度
・複数のエージェントに登録して案件を比較するのがおすすめ
・仕事の難易度は大手ファーム在籍時より低く、働き方は楽になる
フリーランスコンサルは案件選びとエージェント活用次第で、時間も手取りも大手ファーム時代より改善できます。ただし設計を間違えると単価は下がるのに税負担は変わらないという状態になります。
案件単価と税構造をセットで考えることが重要です。
👉 独立して手取り+820万円|外資系コンサルが法人化で変えた税の構造
独立を検討中の大手ファーム・マネージャー以上の方はぜひLINEで繋がりましょう。
※本記事は私自身の体験をもとにした情報提供です。案件単価は時期・スキル・経験によって異なります。

